リスクを無視した市場のイールドハンティングは何故起きる?

金融市場というのは全体の動きを理解するのはもともと非常に難しいものがありますが、足元の市場でも非常に不可解な状況が続いています。

米国が利上げに動いているのにもかかわらず、債券とりわけジャンク債などの購入は非常にリスクが高まっているにも関わらず、今年は年後半にかけてもジャンク債市場は非常に買いが旺盛で過剰流動性で行き場を失くした資金が存分に流入しているといいます。

ある意味で訳もなく上昇するビットコインの相場もこうした資金が雪崩れ込んでいる可能性は十分にあるといえます。

ここのところ触れているAIがこうした売買を後押ししている可能性もありますが、とにかく全資本市場にバブルが行きわたっており、これまでのITバブルや不動産バブルのように限定市場だけのバブル相場ではないところが、大きな違いといえるようです。

株の神様ジョージソロスは今年カラ売りで大損失

この相場はさすがにおかしいと思う向きは結構多いようで、ジョージソロスのクォンタムファンドは今年S&P500を売りから入ったようですが、結局訳も分からず上がりまくるトランプ相場に高さんして9月末にはカラ売りポジションをすべて清算~早い話しが大損をこいているようです。

相場に精通している人間ほどこの無闇な上昇に懐疑的になるわけですが、売り向かいは結局激しく踏みあげられるため、決して得策とは言えません。

一方ウォーレンバフェットは売りをあきらめてキャッシュポジションを大きく引き上げ、いつくるかはっきりしない大暴落に備えているようです。こちらもいつ来るかわからない大地震とその後の大津波に備えて高台から海を眺めるような話で気が遠くなりますが、売りから入れない以上いまもっともケガをしない方法ともいえます。

為替だけが浮かれずにしみじみとした相場を展開中

米国の株価は連日最高値を切り上げるような展開で、日経平均ももう一山作りそうな動きになってきているように見えますが、この浮かれ相場に一切ついていかないのが為替の世界で、まるで別物のような静かな展開が続いています。

さすがにヘッジファンド勢の多くが金利の上昇からドルが上昇すると思ったようでドル円は非常に買い持ちが多くなっていますが、コストとの見合いでまだ持ちこたえられるのか、一部は売りが出ていますが、大崩れするほどの動きも見られません。

怖がってばかりいては投資にはなりませんが、ITバブルの最後やリーマンショック前の妙に楽観的な相場を知っているものにとっては刻一刻とその時の雰囲気に近づいているのが気になります。

さて、一体だれの判断が正しいのでしょうか?こればかりはもう少し時間が経ってみないと結果はわからない状況です。

 

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