メジャーSQの度に起きる先物仕掛けの株下げ

先週の日経平均は水曜日にいきなり先物主導で後場に入る前あたりから大きく下げはじめ、結局年初来最大のザラ場で500円、終値でも455円という大きな下げを記録することとなってしまいました。

しかし翌日からは大きく戻し、メジャーSQとなった金曜日にはさらに上昇し22810円の高値で引けています。一体水曜の動きは何だったのかと目を疑いたくなりますが、結局メジャーSQに向けての恣意的な価格調整がその大きな原因であったといえそうです。

SQという先物の決済システムに問題あり

メジャーSQが行われる週の火曜日とか水曜日には毎回波乱が訪れることが多いのですが、これはSQとう先物の決済システムに大きく起因しているといえます。この時期には欧米系の大手のヘッジファンドの運用者の多くは既にお休みに入っていますが、儲かっていない一部の運用者は必死に利益獲得に乗り出してくるため、こうした動きがさらに加速しやすくなるのです。

つまり先物を大量に売って価格を無理やり下げる作業を行うわけです。本来ならば応分の買戻しが必要になるわけですが、SQ値が発表される金曜日にはその値で決済が可能になるため、下げることだけできれば買い戻すことなく十分に利益確保が可能になるのです。

そもそもSQ値の算出はこんなことでヘッジファンドを儲けさせるために行っているものではないのですが、資金にものをいわせていいように利益を吸い上げていくのが彼らの常とう手段になっていることがわかります。

年初来安値はメジャーSQの前にやってくる

アベノミクスが始まった2013年以降でも1日で400円以上の下げを記録したのはほとんどSQの前でなぜかその後は必ず相場が戻るというのが一つのトレンドになってしまっています。

こうした売り仕掛けはほぼ一斉に超高速取引による先物の売り仕掛けで行われることが多く、さしたる理由もないままにザラ場でいきなり先物が崩れ始めるのが一つの特徴となっています。

個人投資家にはとても真似できるようなものではないのですが、外人投資家が主体で売買が行われる日本の株式市場ではとかくこうした動きがでることは常に覚えておく必要がありそうです。

とくにSQという先物の決済に非常に有利な仕組みが利用できるタイミングでは毎回とは言いませんが、かなりの回数で先物主導による相場の大幅下落が示現しています。

とくに12月といえば多くのファンドの運用者がお休みに入ることから場が薄くなることも市場に残った運用者はよく理解できていますので、こうした仕掛け売買に出やすくなります。このやり口はしっかり覚えておく必要がありそうです。

 

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